分からせ調教 4・愛

 ようやく、自分の頭の中で『逝く』とはどういうコトなのか、はっきり分かったので、先ほどの時よりさらに激しく全身が痙攣するみたいに小刻みに震えた。
 この気持ちいいのが逝く、なんだ……。 そんな風に思っていると、龍之介さんがぐっとあたしの身体を抱きしめてきた。じゅっと汗ばんでいる龍之介さんの腕を感じる。
 ぐっとあたしの身体を抱き寄せると、さっきまでと同じ激しさで腰を振り、アレがあたしの中の一番奥に届いた瞬間に、また熱いものがいっぱい、流れこんできた。
(熱いっ……。ものすごく……。熱い……。)
 さっきも中に出されたけど、これで2回目。でも、すごい何回もあたしの中でびくんびくんしてた……。
 前の時と同様、最後の一滴まで吐き出し切ると、龍之介さんは後ろからあたしを抱きしめたまま、両手をテーブルから離させる。
 そのままあたしを真っすぐ立たせると、少し後ろに下がり、アレを抜いた。栓が外れたような感じになるワケだから、当然、中に出されたものがあふれ出ちゃうのよね。ちょっとは内ももを伝って垂れたんだけど、やっぱりいくらかは、床にボタッと落ちちゃった。何か恥ずかしい……。
 龍之介さんに軽く背中を押される。
 何? どうしたの? と思ったら、こう言われた。
「手ェついて、床に四つん這いになれよ。」
 振り返って龍之介さんの顔を見る。人に四つん這いになれだなんて、何言ってんの? って思うようなコトなんだけど、あたし、何だ、そんなコトか、と思っちゃって、黙って頷いていた。
 言われた通り、床に手をついて四つん這いの体制をとる。なんとなく、これでいいのか不安になったので、振り返っていると龍之介さんがニコニコしていたから安心した。
 四つん這いになっているあたしの両足の間に入ってくると、龍之介さんはそこでひざ立ちになる。そしてあたしの腰を掴んでひきよせると、お尻の肉にアレをこすりつけてきた。
 何度もそうやってお尻にアレをこすりつけていくと、また大きくなっていってるのが何となくだけど、分かる。
(また、大きくなるんだ……。)
 そんなコトを思っていると、龍之介さんは大きくなっているアレをお尻の割れ目に強くこすりつけ始めた。
 そして、何も言わないまま、いきなりあたしのアソコに、またアレをねじ込んできたのだ。
「んううっ!?」
 全く何の前触れもなく、いきなり入れられたので、驚きの方が強い声が出ちゃった。
 でも、あたしのアソコはしっかりアレを包み込んでいる。
 龍之介さんは、あたしが声を出したのを聞いて、背中におおいかぶさるような体制になった。
 あたしの背中に龍之介さんの体重が、どん、とかかってくる。そんな状態で、龍之介さんが腰を動かし始めた。
 覆いかぶさったまま、あたしのおっぱいを何回もぐいぐい揉んでくる。好きなんだなあ、おっぱい……。
 ちょっと恥ずかしいのは、四つん這いでいると、おっぱいが垂れ下がって見えるコトかな。でもそんなに気にしてないみたいだから、いいか。
 龍之介さんは、あたしのおっぱいが垂れ下がっているのを気にするなんてことはなくて、むしろそれを喜んでいるぐらいの感じで、ずっと触ってくる。
 そ、そんなにいいもんなのかな……。
 ていうか、完全にあたしの背中に覆いかぶさってきてるから、あたし結構キツいんだけど……。
 そんなコトにはお構いなしに、龍之介さんはガンガン腰を振ってくる。さっきの立った状態で 後ろから入れられた時よりも、さらに大きく、前後に身体が揺さぶられる。両手に力を入れて、しっかり突っ張ってないと前に滑ってつぶれちゃいそう。
 そんなあたしの必死さを無視しているワケでもなさそうだけど、すごい激しい動き。どうしたんだろう、って思ったけど、その激しい動きのせいで、あっという間に気持ちがそっちにもっていかれちゃう。
 激しっ……。でも……。いいっ……。
 あたしが、気持ちいいと思った瞬間、アソコがぎゅうっと締まるのが分かる。そうなると龍之介さんのアレをがっしりと掴えた感じになるからだ。
 しっかりと龍之介さんのアレを締めつけているあたしのアソコは、言うまでもなく濡れている。たっぷり2回も中出しされているワケだし、あたしのアソコからも出ている液体と混ざりあって、なんとも言えないすごい音が、アソコから聞こえてくる。とてつもなく粘っこい音を聞かされながら、ガンガン腰を振られる。崩れないように手を突っぱっておくのに必死だ。
「あっ、うう……。あううんっ……。」
 そんなエッチな音が響いているる状態で、ガンガン腰を振られちゃったら、声を我慢する方が無理……。
 そうこうしているウチに、龍之介さんは、腰を動かすのを遅くしたり速くしたりするようになった。
 それがどういう意味なのかは分かんなかったけど、単調なリズムじゃなくて、遅くなったり早くなったり、小さく動いたり大きく激しく動いたりと変化をつけてあたしを『責めて』きてるんだ、と何となくだけど感じた。 (ヤバい……。また気持ちよすぎてイッちゃう……。)
 そう思った時、龍之介さんが乳首をつねってくる。そのまま耳元でこう言ってきた。
「めちゃくちゃ気持ちいいぞ、愛。俺、このまま逝くからな。俺が逝ったら、愛も逝っていいから。」
 あぁ、龍之介さんも気持ちいいんだ……。
 耳元で、めちゃくちゃ気持ちいい、と言われた時、反射的にまたアソコが締まって、龍之介さんのアレを握りこんだ。
 あぁ……。もうヤバい……。お願いだから早く逝って、龍介さん……。我慢できないっ……。
 必死で龍之介さんの腰の動きに耐えていたんだけれども、もう我慢の限界。
 とはいえ、さっき耳で、『俺が逝ったら』なんていう妙なキーワードを頭に叩きこまれて しまったせいで、『逝く』寸前で前に進めなくなっている気がする。
 あと一段、階段を上がれたら、あの気持ちいいところに届くはずなのに、その最後の一段が、何故かとてつもなく高いように思えて、上り切れないのだ。
 我慢の限界なのに、どうして……。
 訳の分からない焦りにどうしようもないじれったさを感じている時に、龍之介さんに乳首を強くつねられた。
「あ、もう、イクっ……。」
 あっ、龍之介さんもギリギリだった?
 なんて思っていると、あたしのアソコが嬉しそうに龍之介さんのアレを力いっぱい締め上げていく。
 力の限りを尽くしてアレをしめあげると、どうやら 最後の一滴までしぼり出せたみたい。っていうか3回目なのに、すごい大量なんじゃない……?
 あたしのアソコからあふれ出ちゃってるんだけど。
 アソコからあふれ出てしまって、四つん這いになっているあたしの内ももを、精液が垂れていくなぁ、って思っていると、龍之介さんがぐたっとなって あたしの背中にもたれかかってきた。
 あぁそうだ、龍之介さん……。逝ったんだよね……。 あたしの背中に伝わってくるその体温と、『逝ったんだ』ということに気づいたのがスイッチになったのか、その時急にあたしの全身がブルブルフと震えた。
 そう、あれだけ上り切れなかった最後の一段をひょいっと乗り越えてしまったのだ。
 3度目にして、最高の感覚、これは、言葉にできない……。



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