続・痴漢電車 3・愛

 何とか声を我慢しようと思うんだけど、これはマジで無理だって。
 とにかく唇をかみしめて、声が出ないようにするのに必死。
(これ以上何かされたら、どーにかなるっ……。)
 おっぱいも、クリも、何秒かおきに規則正し くピクピク揺れる。その揺れにあわせて小さく呼吸をすれば、ほんの少しでもヤバいのがましになりそう、ということに気がついてちょっと呼吸をしはじめたその時。
 おっぱいが揺れるリズムが変わった。
(あ……。まさか、EMSの揺れ、ランダム……?)
 男は何も言わずに、あたしのアソコを撫でる。
 そのまま爪の先で、足のつけ根にはりついていた乾いた精液をはがすと、それを見せながら、へへっと笑った。
 まだ何かする気なのか、と身構えていると、男は机に置いていたっぽい太くて長い棒のようなものを手にしていた。
(それって……。バイブとかってヤツ……。うそ、めっちゃ大きくない?)
 さっきあたしの中に入ってきた男のおちんちんがどれくらいの大きさなのか、見てないから分かんないけど、男が手にしている『ソレ』は間違い なく大きかった。
 しかもよくみるとなんかブツブツしたものまでついている。そんなもの入れないでっ……。
 足を閉じれなくされているからどうしようもない。
(こういうことをするためだったのね、何てヤツ……。)
 睨んでやろうと思っていたら、男がソレをあたしのアソコに押しつけてきた。
 ヤダヤダ、むり無理、入らないってそんなの……。
 あまりの怖さに声が出ない。
 首を横に振って、それが入ってくるのを拒絶しようとするが、たぶんむりだ。
 ヤバいヤバい、本当にヤバい……と思っていると、カチ、カチッと音がした。
 その次の瞬間、おっぱいがキュッとなって、それまでより少し大きく揺れた。
 クリに貼りつけられたヤツも、震動が強まった。
「んっ、うぅんっ!」
 我慢しようとしても声が出ちゃう。
 椅子に固定されているので動きは制限されるけれども、身体が跳ねてしまう。
『オラ、愛、痛ェのイヤだろ? 力を抜いて、ゆっくり息を吐くんだよ。』
 椅子の上でびくんびくん跳ねているあたしに向かってそう言いながら、男は内ももを平手ではたいた。
(んう……。息を吐くって、ムリッ……。こんな状態で、出来るわけないっ……。)
 力を抜け、とか、息を吐けとか、現実にはできそうもないことを言われる。とにかく、はぁはぁ何度も呼吸をくり返すのが精一杯だ。
 そうこうしているうちに、男が押さえている棒のような物が、あたしのアソコに押し込まれていく。
(えええ……。入らないって、そんなの)
 そんな風に思って、心では侵入を拒絶しているんだけれど、あたしのアソコはそれを許してしまっている。
(あたし、イヤがってない……のかな?)
 そう戸惑っていると、男の声がとどめをさした。
『そうそう、いいぞ、その調子だ。ほうら、入った。』
 下を見ると、男が言うように、あたしのアソコは棒のような物をすっぽりとくわえていた。
(えええ、入っちゃってるし……。あたしの中に……。)
 奥まで入った、と男は言ったが、あたしのアソコはほんの少しだけ、さっきの電車の中の時と違う感覚を抱いていた。
 それが一体何なのか、この時はまだ分からなかった。

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