続・痴漢電車 1

 本当なら、いつものように電車にほったらかしていくんだが、お持ち帰りしても良さそうな子だったので連れて降りることにする。
 とりあえずパーカーを羽織らせたものの、太ももは丸だしで尻も見えそうな愛の姿を、周りが見るわ見るわ。
 どうにかこうにか改札を出ることができて、さあどうしたもんか。
 まぁ、どうしようもない。人通りの少ない道を選んで歩くしかないか。
 愛のバッグを肩にかけ、愛の身体をなんとか支えながら、よろよろとあるきだす。

 やっとのことで自分の店にたどりつく。カバンをテーブルにドンと置いて、よっこいしょ、と言いながら椅子にすわらせる。
 どうせ誰も来ないような店だが、入り口のカギを掛け、念のために『CLOSE』の札にしておいてカーテンもしめておく。
 まだ半分ぐらいは薬の効きめが残っているのかときたま愛は身体をひくひくとふるわせていた。
 あぁ、アナルに突っ込んだローターのスイッチを切り忘れたまま、木の椅子に座らせたから震動音がすごいんだわ、と思ったが、あえてスイッチはそのままにしておいた。
 しばらく放っておいたら薬も切れるだろ。あと一時間もしないうちに。
 それまでにこっちのお楽しみの準備をさせてもらうぜ。
 さっきまで裸だったんだからパーカーはいらんわな、とパーカーを取り上げる。
 愛の両手を頭の上で交差させると、さっき使っていたソフト手錠をかける。そこまでしておいて 一旦店の奥に引っこむと、向こうからいろいろな物を持ってきた。
 さあ楽しいのはこれからだぜ……。

タイトルとURLをコピーしました