痴漢電車 2

 片手でパンティ越しに割れ目をこすりながら、思いついて彼女のスマホやらを探すことにした。
ヘッドホンをつけて音楽を聴いているなら、たぶんスマホから音楽が流れているのだろうと思ったからだ。
 肩から掛けているトートバッグの中を探ると、スマホがあった。今はやりの音楽を聴いているようだ。
 ちゃっかり彼女の指を画面に押し付けて、ロックを解除する。
 こうしてしまえば、あとはこちらで操作もできるから楽だ。
 何をしているのか、見せつけてもいいのだが、いちいち抵抗されても面倒なので、これもポケットに持っていたアイマスクを彼女につけてあげることにした。
 こうすることで視覚を遮ることができる。と同時に、耳からの情報しかあてにできないことになるわけで、痴漢行為を働くこちらからすると、通常以上に触感を上げることができるので合理的なわけだ。
 「んぅ……。」
 何かうめき声のようなものを漏らしたが、それを気にすることもなく、スマホを操作する。
 バックグラウンドで音楽を流したまま、ラインを操作し、こちらのラインとつなげておく。これでまずは第一段階、と。
 で、ラインで通話状態にしておいて、こちらもマイクをセットする。彼女のスマホの音楽を止める。
 「おとなしく言うことを聞いていれば、痛い目には合わないから」
 突然ヘッドホンから、音楽ではなく人の声が聞こえてきたので、彼女はさっき以上に驚いて、周りをきょろきょろしている。まぁ、きょろきょろしたところで何も見えないのだが。
 きょろきょろしている彼女に後ろから抱き着くと、ゆっくりとブラウスのボタンを上から一つずつ外していく。
 「んぅぅ……。」
 さすがに自分が電車の中で周りの人に見られながら服を脱がされていくのは嫌だということなのだろう。
 何とかしてそれを防ごうともがく。

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