愛 調教編 愛・4

 椅子にもたれかかって、なんとか呼吸をととのえて今の刺激にそなえようと必死になっている時、ふっとあることが浮かんだ。
 男の言葉と、実際に身が動く場所は、一致しない。もちろん一致する時もあるけど。
 それと、玩具が動いている時間と止まっている時間は、ほぼ、同じパターンのくり返しのような気がする。
 つまり、最初の2,3秒の刺激に何とか耐えれば、そのあと少しの間、休憩ができることになる。
 そうか、そういうことか……。
 男のやり方が分かって、ちょっと気がゆるんだその 瞬間、またEMSが動いた。
「ひぐっ!!」
 さっきと同じような、強めの刺激がきた。
 キツい。声を我慢しようとしても我慢しきれない。
 身体は、その刺激に合わせるように、ガクンガクンと大きく前後に跳ねまくる。
 でも、この刺激も、2,3秒耐えたらまた少し休憩できる……。
 そう思っていたのに、今度は刺激が弱くなるだけで止まらない。
(何でっ……? 止まんないっ!?)
 最初の時のような、弱い刺激がずっと続いている。
 その弱い刺激をうけても、あたしのおっぱいはピクピクと揺れていた。
(止まんない……。おっぱいが揺れっぱなし……。)
 男がやり方を変えたのか、EMSが止まんない。
 それに焦っていると、いきなり今度は太ももを掴まれた。
「!?」
 いきなり何すんのよっ! と声に出そうと思ったけど、それよりも素早く、男はあたしのあそこに突き刺していた棒を引き抜いたのだ。
「んおうっ……?」
 ただの棒状の物を抜かれるなら声を我慢することも出来たんだろうけど、これはただの棒じゃない。先の方に何やらぶつぶつがついている変な棒なんだから、声が出ても仕方ないと思う。
 男が、あたしのアソコからその棒を引き抜いたあと、何か細工をしていたのかもしれないけどあたしにはそれが見えてない。
 その間もずっと EMSは弱い刺激を与えつづけている。うー、何かヤバい感じ……。
 結局、EMSの刺激が止まらないので、呼吸が浅く、ハァハァ言うしかなくなってきた。
 このまま止まんなかったらヤバイんだけど……。と思っていたら、また男に足を掴まれた。
「ひぃぃうっ!!」
 急に触られるわ、力いっぱい掴まれるわで、あたしは半分パニックみたいになって、叫び声のような変な声を出してしまった。
 一瞬、男が足を押さえた状態で止まっていたみたいだけれども、何をしているのか、何をしようとしているのかは分からない。それだけにイライラがつのる。
 EMSの振動はまだ止まらない。とにかく足を押さえられてはいるけれども、体をねじったりして何とか逃げられるところまではやっておかないと何をされるか分かんないし……。
 そんなことを考えていたら、男はさっき抜いたハズの棒を、またあたしのアソコに押しつけてきたのだ。
(出したり入れたりするんだったら入れっぱなしでいいのに……。やっぱ、何考えてるか分かんない……。)
 棒のつけ根のところと、あたしのアソコの周りに何かドロッとしたスライムみたいなものの感触があった。
(何っ!? スライム? ソース? ネバネバしてて何か気持ち悪い……。)
 ネバネバのものをまとった棒が、小刻みに動き出す。えっ、これまた動くの……?
 男はあたしの足を押さえると、その小刻みに揺れている棒をアソコに突っ込んできた。
「んぐうっ……。」
 呼吸がしにくい。ぐっ、とこらえてはみたもののやっぱり変な声が出てしまった。
 そんなことはお構いなしに、男はその棒をあたしのアソコの奥までキッチリ押し込んできた。入れられるだけなら何とかなりそうな気もするん だけど、この棒までもが小刻みに動きつづけている状況は、なんとなく厳しい感じがする……。



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