お尻の穴に押しこまれた『それ』は、微細な振動をくり返す。お尻に何かを入れられたのが初めてなら、お尻がぶるぶる震えるなんていうのも初めてのことで、もうどんどんパニックがひどくなっていく。
それだけじゃない。男はあたしのお尻の穴を指でトントンしはじめた。
(だから、そこっ……お尻っ……。)
そんなことを思う間もなく、男にまた後ろから抱きつかれる。何も身に着けてないし、手は後ろのままだから、イヤでも触られるしかない。
『愛ちゃぁん、何カップうぅ、このデカパイはぁ?』
何となく耳から聞こえる男の声がすごく耳障りだ。ぎゅっと強く掴んでくる。何カップか聞かれ答えるワケない、なんて思ってたら、乳首を指でつまんできた。気持ち悪い……ハズなのに、何でこんなに身体が熱いんだろ。
『……? 答えたくないならいいけど、痛い思いしたくないよね……?』
ちょっと頭がボーッとなってきてる。痛いコト、されるのはイヤだと思って、何か分かんないけどコクコクうなずいてしまった。まさかそれが、おっぱいのカップサイズの確認だったなんて。
そうこうしているうちに左手がおっぱいから離れた。ホッとしたのもつかの間、その手はアソコを触り出した。
(またそこっ……)
『すげーびちょびちょじゃん、愛ちゃんのマンコ……。』
男はわざわざアソコのことをマンコと言った。しかもすごい濡れていることまでつけ加えて。
(も、イヤッ、やめてよ……)
せめて、身体をちぢこまらせるくらいのことしかできないのが悔しい。なんでこんなことに……。
そう思っても身体が反応してしまう。
奥からどんどんあふれてくるのが分かる。アソコからあふれ出て、太ももまでたれちゃいそう。
そんな状態のアソコを2本の指でぐいっと広げられた。自分でもそんな触り方しないのに、知らないヤツにこんな風にされちゃうなんて、も、マジで……。
「んっ!?」
本当に物を考える余裕がなくなりそうだと思ったその時に、ごつい男の指があたしのクリをぎゅっとつまんで震わせてきた。
(何すっ……。)
イヤでも身体がはねてしまうのに、その次に男はその指を第一関節だけあそこに入れてきた。また身体がはねちゃう。
もう、さっきから男に何をされても、あたしの身体はバネじかけみたいにぴくぴくはねてしまう。
そうしているうち、今度は男の右手がおっぱいから離れた。やっとおっぱいを触られなくてすむ。と一息ついたら、何かうしろで変な動きが。
男が何かしてると思ったら、一瞬、あたしの に何かがあたった。ベルト? ズボン? え?
(え、ちょっと、何、どーゆうこと?)
まさか、ズボン脱いだってことじゃないよね? うそ、電車の中でしょ、何してんの?
焦っていると、太もものうしろに何か当たった気がした。
それが、男がトランクスからひっぱりだしたアレだと、その時は分からなかった。
男の動きを気にしていたら、お尻の中の『あれ』の動きが激しくなった。
「んぅぅんっ……。」
とてもじゃないけど、その動きは、声が我慢できない。
声が大きくなりそうなのを必死に、唇をかんでこらえる。
どれだけ我慢しても声が漏れるのは止められない。
ぐっと唇に力を入れていると、いきなり肩をつかまれて、ぐるっと体をまわされてしまった。
驚く間もなく、男に唇を奪われた。
無言。
あ、初めてが、こんなの……。
痴漢電車 7・愛

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