痴漢電車 4

 ゆっくりとナイフを動かして手首のところでブラウスの生地を切り裂いていく。
 布きれになってしまったブラウスがはらりと床に落ちる。
 あんまり日焼けしていない彼女の上半身が車内にさらされる格好になった。
 上半身を下着だけにされても、隠すこともできない彼女はじれったそうに体をくねらせた。さっき、動くなと忠告しておいたからひとまずはおとなしくしてそうだ。
 『いい格好になったなぁ。みんなお前のおっぱいを見たがっているぞ……。それより先にスカートを脱がせてあげないとなぁ……。』
 そう言うと、彼女は今度は下半身をくねらせた。
 上半身が下着だけになっているのに、さらにスカートまで脱がされたりしたらたまったものじゃないと思っているのだろう。それも、ブラウスと同じように切られたりしたら……。
 そう思っている彼女を混乱させてやろうと、スカート越しに尻をなでながら、彼女の豊満なバストを包んでいるブラのホックをはずしてみた。
 何が起きたのかわからなかったようだが、ブラの締め付けを感じなくなったことで、ホックが外されたことを理解したようだ。大きくじたばたするわけではないが、どうにか必死に抵抗しようとしている様は、なんとも見ていてかわいらしいものだ。
 手のひらで尻の感触を楽しみながら、右の肩ひもを指で引っ張ってそれを肩に当てて、軽くぱちんと鳴らす。
 びくっ、と体が震える。
 それを確認して、肩紐にナイフを当て、肩から上に持ち上げてそれをぷつりと切ってしまう。
 「んっ……。」
 肩紐が切られた瞬間、彼女は切なそうな声を漏らした。
 その声を聴きながら、同じように左の肩紐も切ってやる。
 『ほら、ご開帳だ。』
 そう言ってブラジャーを彼女の豊満なバストから浮かせる。肌にあたるようにして切り裂いてもいいのだが、妙な動きをされてもややこしいので、少し肌から離したところでブラを布きれにしてしまう。
 中途半端に切るだけでは面白くないので、カップの布のところもくりぬいて、紐とワイヤーの部分と、カップの布に分けてやり、床にばらまいておいた。さすがにこんな布きれになったものをありがたがって持って帰るやつはいないだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました