愛 調教編 6

「えっ……?」
 さっきまで動いていた玩具が、全部止まったので、愛はビックリして声を上げた。
「何だ、愛? 止めて欲しかったんじゃないのか? おもちゃが止まって、うれしくないのか?」
 愛はおれの言葉を否定するように首を振っているが、力が入っていない。さっき、気持ちいいか聞いた時の方がよっぽど力強い感じだった。
 そのまましばらく何もせずにいると、愛がじれったそうにモジモジと体を揺らし始めた。
(そうそう、そうこなくっちゃな……。)
 それをじっと見て、もう少しだけ待ってみる。タイマーはしっかり時を刻んではいるが、まだ時間はある。
「んうっ……。」
 愛の口から言葉がもれた。ため息なのか、あえぎ声なのか、それとも何か言いたかったのか、真意は分からないが、俺はその声を聞いて、クリのローターとバイブを同時に動かした。
「んあぁうぅんっ……。」
 二つの玩具が動き出すのかほぼ同時に、愛は声をあげた。
 いい声だ。どう聞いても嫌がっているようには聞こえない。むしろ、聞きようによっては喜んでいるようにも思える。
 バイブの小刻みな動きに合わせるように愛の腰がうねる。
 その一瞬声を上げたあとは、必死で声を我慢するために唇をかんでいる。
 バイブのスイッチを2段階上げて、目盛りを中くらいにする。
(そろそろしっかり気持ちよくなってもらわないとな……。もちろん、イカせたりはしないけど?)
 心の中でそんなコトを思いながら、愛の動きをじっと見つめる。いい感じに効いてそうだ。
 呼吸をする度に、愛の口から小さな声がもれている。 愛の体が大きくびくん、と揺れた。
「気持ちいいだろ、愛?」
 わざとあおるようにそう聞いてやると、愛は必死で首を横に振った。
 結構ガンコなやつだな……。
 そう思いながら、愛の体の動きをじっと見つめる。
 口で何と言おうと、体が正直に反応しているのは間違いない。
 そんなコトを思いながら、ローターの方を止めてバイブの出し入れを強くする。
「んぐう……。」
 中より1つ上の目盛りにすると、バイブの動きも相当なものだ。
 何とか声を我慢しようとしても、声が出てしまうくらい、気持ちいいのだろう。
 バイブがマンコの奥の方をぐいぐい刺激する度に、愛の下半身も前後に動く。もう、玩具の刺激に流されるままになってきたのだろうか。



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