「おっとっと……。」
椅子ごと倒れそうになったあたしを、男がギリギリのところで助けてくれた。
あたしの身体と椅子をぐっと押さえてくれたのでなんとか倒れずにすんだ。
(びっくりしたぁ……。)
倒れそうになったコトでドキドキがひどくなったが、倒れずにすんだお礼を言うのを忘れていた。
そんなコトを思っていたが、男はあたしの身体をおさえると、またおっぱいの先をいじり始めた。
「んっ……。んひっ……。あうう……。」
乳首だけじゃなく、乳輪も一緒に指の先で くるくると転がすように触ってくるのだ。
そんな風に触られたら、声がどうしても出てしまう。いくら唇をかんでも、我慢しきれないのだ。
(やっぱりさっき飲まされたののせいだ……。)
男の左手が、執拗に乳首と乳輪をなでまわしてきている方に気をとられていて、右手がどこにきているかなんて気づきもしなかった。
ねちっこく乳輪をなでられつづける。
そういえば、さっきクリームも塗られちゃったんだ。だからこんなに乳首がコリコリにとがっちゃって……。
も、ヤバいって……。
何にもないときにこれだけしつこく触られたら、イライラしそうな気もするけれども、今はもう半分、自分が自分じゃなくなっちゃってるみたいな感じだから、どうしようもないのかもしれない。
そうこうしている内に、男はあたしのアソコから棒をひき抜いていた。いつの間にそんなコトをしていたんだろう。痛みを感じるよりも、乳首のことばっかり気にしていたからかなぁ……。
大きな音をたてて、棒が床におちた。
スイッチが切れていないから、床の上でずっと震えてすごい音だ。
結構すごい音がするんだなと思ったら男が軽く舌打ちして、スイッチを切った。
コトッと音をたてておとなしくなったが、何となくかわいそうに思ってしまった。
また男は、あたしの顔を見ながら乳首をいじってくる。本当にヤバい……。ひどすぎる……。
あまりのしつこさと気持ち良さで、目の焦点がおかしくなってきているような気がする。男を睨んでいるつもりなんだけど、ちゃんと見てるのかな……。そう思っていたら、男の右手が突然あたしのアソコを撫でてきた。
「んひゃああっ……!!」
急にアソコを触られて大声を出してしまった。それと同時に、全身が大きく跳ね上がった。
男は、何も言わずにアソコを撫で、そのあとに腫れ上がっているであろうクリトリスも無ではじめた。まるで、指の腹で、クルクルとクリトリスを転がすように何度も同じところを刺激してくる。
「んぅ……。はぁっ……。はっ……。はっ……。」
こんな風に触られていたら、まともに呼吸なんで、出来るワケがない。
はあはあ言ってたら、男があたしのアゴを触って、少し顔を上に向けて、声をかけてきた。
「さっきみたいな、太くてイボイボついてるのは、痛いだけだったろう? もっと、ちゃんと気持ちよくなるのにしてやるからな?」
そう男に言われて、何故かあたしは微笑っていたらしい。そこんとこは、はっきり記憶がないんだけど、後で男に聞かされたのだ。
そこであたしが微笑っていたからなのかは、分からないが、男はあたしのアソコに指を入れてきた。『気持ちよくなるのにする』って、そういうコト?
「ぐううう……。イヤあっ……。そこっ、ダメっ……!」
男はあたしの顔をのぞきこみながら嬉しそうに笑っている。
男がアソコにゆっくりと指をねじ込んでくる。
痛くない? えっ? ウソ、何で?
棒よりも細い、人の指だからなのか、さっきアソコに入れられた時より全然痛くなくて、ビックリしちゃった。マジで、何で……?
「こっちの方が、奥まで届くかな?」
男は何やら一人言を言っていた。
アソコに入れたハズの指を抜くとすぐに違う指を入れてきた。たぶんなんだけど、今、入っているのは中指·······かな……。
指を入れられているだけど何か音してる……。やだ……。
はっと気がついて、男を睨んで、そのあと、首をぶんぶん横に振った。気持ちよくなんて、ないっ……。
その反応を待っていたかのように男が笑う。 男はよしよしするように頭を撫でてくる。それが何かやばいんだっての……。
男は何も言わないで、アソコに入れている指を小刻みに動かし始めた。
あ、あと何分……。もう終わるっ……?

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