おもらしをしてしまったくらいに大量の水をアソコから吹き出してしまったあたしは、何が何だか分からず、ボーッとなっていた。
口も開いたままだったかもしれない。本当に、何がどうなったのかも分かんなかった。ただあの瞬間に、電気が走ったくらいの衝撃が背中を突き抜けたことだけは覚えている。
あの状態が『逝く』というコトなのだ、というコトを、イヤでも身体に刻み込まれ、分からされるのはまだもう少し後の話で、この時点ではただただ、呆然となっていただけだった。
そんなあたしを男が優しくほうっておいてくれるワケはない。あたしの腰を左手で抱えると、あたしの顔を見て笑った。
そして、右手の指を、そのまま、またあたしのアソコに突っこんできたのだ。
(もうつ……。だめだめっ……。ヤバいって……。)
何がどうなのかははっきりとは分からないけれども、本能的にヤバいと感じたのか、身体が身構えていた。とはいえ、男はゆっくりと2本の指をねじこんでくると、最初はゆっくりとした動きだったが、すぐに大きく激しい出し入れに変わった。
あっという間に、アソコの奥からまたどんどん水が湧き出てきて、男の指の動きに反応する。
ちゃぽちゃぽという水音が聞こえるだけでも恥ずかしくて身震いしてしまいそうなのに、男はその音を倍増させるかのような勢いで手を動かしてくるもんだから、とてもじゃないけど声を我慢する余裕なんてあるワケがない。
男の左手で腰を抱えられていても、そんなの関係ないくらいに身体はガンガン跳ねちゃうし、声もとまらない。
「ううう……。んああっ……!!」
実際のところ、自分でも何を口走っているのかよく分かんない。
そんな時に、例のポイントを何度もしつこく、激しくこすられたので、一気にアソコがぎゅうっと反応した。
「んひぃ……。〇×□△……っ!!」
自分でも何を言っているのか分からないが、何かを叫んだのは間違いない。
結局、男の手の動きが止まらなかったせいであたしはまた、床に水たまりを作るハメになったのだった。
2回目の水たまり作成の後、さすがに全身を脱力感がおそってきた。
力が入らなくなって、椅子にもたれかかってぐったりなっているところを、また左手でぐいっと掴まれた。もぅ、かんべんしてえっ……。
さっきと同じ要領で、左手で腰のところを抱えて、しっかりと身体を固定され、そのままアソコに指をねじこまれてしまった。
それだけでもキツいのに、ワザとだろうか、男は一旦指を抜くと、なにかを指にとって、またその指をねじこんできた。あぁあっ、ダメエっ……。
男は、ねじこんだ指をぐにぐにと動かして、アソコの中をしっかりと確かめるように触っていく。次の瞬間、ドクンと心臓が大きく反応した。やられた……。また何かを仕込まれたんだ……。ジワジワと熱を帯びてくるアソコをグリグリと嬲るようにいじられて、もうどうするコトもできなくて。
男の指は、しっかり例のポイントもとらえていた。あたしの身体が敏感に反応しすぎてしまうからそのポイントがバレてしまったんだとは思うけど、何をどうやったってごまかしようがないんだから仕方がない。もう、あきらめるしかないのかな……。
そんな感じでちょっとあきらめかけた時に、また男が指を何度も出し入れし始めた。さっき塗りこまれたものの効果だろうか、男の指が動き出すのとほぼ同時くらいで、またあたしのアソコがちゃぷちゃぷと水音を立て始めた。
(えっ……。また、何か音がしてる。あたし……?)
男の指の動きはさっきよりも的確で、スイッチポイントだけでなく、アソコ全体に気持ちいいところを触ってくる感じだった。
「んうぐうつ……。」
自分ののどからこんな声が出るんだ、っていう感じの声が出た。もう、声も自分じゃないみたいに感じる。
相変わらず、男の指の動きは止まらない。なのでこっちの身体の動きも止まるワケがない。
激しくゆれて、ドスンドスンと椅子の音がすごい。
そんな時、あたしのアソコが一瞬、きゅっと締まって、 男の指を強く感じた時があった。
(指っ……!)
その次の瞬間、男の指が動かなくなった。
(え、ウソ……。何、何でっ……?)
ココまできて、急に指が動かなくなる理由が思いつかず、どうすることもできなくてあたしはただ、呆然となって口をパクパクさせるだけだった。
どうしてまた手を止めたのか分からず、ただ男の顔を見つめていた。もう、男の顔も輪郭ぐらいしか見えてはいないのだが。
男は笑っているのか、あたしの頭を何度も撫でてきた。あたしを犬か猫か、ペットにでもしたつもりなんだろうか。でも、なんとなくこのよしよしされる感じが心地いいのはどうしてなんだろう……。
暫くの間、男はそうやって頭を撫でていたが、よし、と小声で一言つぶやくと、また指をあそこにねじこんできた。あっ、入ってきたっ……。
そのあと、また男の指が激しく出入りし、例のスイッチを何回もこすられていく。
「んぐっ……。んうっ……。」
うめき声みたいな、低い声しか出なくなってきた。それを聞きながら、男はどんどん激しく手を動かしてくる。
あっと言う間に、またあたしのアソコが大きな水音を立て始める。
不思議なもので、何度も聞いていると、それがあたり前だと思ってしまうからこわいものだ。
ああ、アソコがまた水びたしになっていく……。そんな感じでしかない。
ぐちゅぐちゅと、アソコの中を指でかきまわされて、うめき声が止まらなくなってきた。
うめき声を出しては、指の動きに合わせて、口がパクパクする。何となく、酸素がうすくなった気がして、どうしても息を吸いたくなってしまう。
パクパクロを動かして、空気を吸いこむのに合わせるかのように、男の指がスイッチを刺激してくる。その度に、大きな音をたてて椅子ごと跳ね上がってしまうのだ。もう、ホントにヤバイ……。
ガクガク、ドスンドスンと椅子が何度も音をたてている時、さっきと同じように、アソコがきゅうっと男の指を締めつけてしまっていた。
(また、指っ……!!)
指の長さ、太さをはっきりと実感した瞬間、また男の指の動きが止まった。
「止め……。何でっ……?」
このタイミングで指を止めるのはホントにひどいと思う。ふわっと体が浮きかけた瞬間に、正気にひき戻される。ひどい言い方をすれば、天国から地獄とはこのことだ。
なす術もなく、男の顔をただボーっと見つめていると、男が笑ったように見えた。
(あ、なんか……。笑ってる……? 何で……?)
そう思っていると、男がまたあたしの身体を抱えて、指をねじこんできた。
指が入ってきたと思う間もないくらい、あっというまに指が動き出した。ものすごいスピードだ。やばいくらいに、その動きが気持ちいい。
気持ちよすぎて、半開きになった口を閉じられないままでいると、唇の端からよだれが垂れまくっていた。
男は、こっちの様子をうかがっていたのだろうか。
あたしが口からよだれをたらしているのに気づいてそっと手で拭ってくれたのだけは分かった。
でも、それに気をとられたせいで、例のスイッチを触られて大変だった。
いきなりスイッチを押されたのだから、声はでるわ。身体は跳ねるわでもう……。
さっきのと合わせて、男はいきなり手の動きと2回止めてる。そのせいか知らないけど、気持ちよくなる間隔がだんだん早くなってる気がする。
あっという間に、身体がふわふわってなってきた。
それと同時に、またあたしのアソコが水音を立てていく。本当、慣れちゃったかもな、この音も……。
アソコがすごいひくひくしてる。男の指を離さないようにしているみたいだ。そんなにあたしは、この男の指を逃がしたくないって思ってるんだ……。
そんな感じで何回か、きゅっきゅって指をしめつ けたりしたあとに、男にスイッチを触られた。
その時だ。あたしのアソコがぎゅううっと男の指を締めつけた。絶対に離しはしない、とでもいうような感じで。
その締めつけを男も感じとったんだろう。その瞬間にがしっと左手で腰を抱えられた。と、同時に、右手はぐっとアソコの一番奥までさしこまれた。
そして……。
ゆっくりと引き抜かれてしまった。
(またっ……。何で……。そんなっ……。)
何でそこで手を止めるのか、手を抜いてしまうのか、というコトしか頭の中に浮かんでこない。何度も人を地獄に突き落としててそんなに楽しいのだろうか。なんだか悔しいやら悲しいやら、よく分からない感情で目が潤んでいるようだ。
何も声に出すことが出来ず、焦点の合わない目で、ただただ男の顔を見つめていた。
「どーした、愛? 何か言いたいのか、あ?」
男は、さっきと同じようにあたしの頭をわしわしと撫でてきた。
(ずるい……。ずるいよ、それ……。)
そんなコトされたら、もう無理だ。
男に頭を撫でられた時に何かがぷつっと音を立てて切れた。もういいや。
「いきたいっ……。いかせ……てっ……。」
「んー? 何? きこえねーぞ、愛ぃ?」
聞こえていないハズはない。だが男はそう言った。あたしは一瞬、唇をかんだが、今度ははっきりと答えた。
「いきたいのっ……。お願いっ、いかせてっ……。」

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